●キャットシッターねこごころ スタッフねこ崎の、愛と文字いっぱいのブログ●
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図書館で「漢字の起源」という本を借りました。
漢字の起源/加藤 常賢 角川書店 (1970)
ハードカバーの分厚い、まさしく辞書のような本。
総頁数995ページ!
どうせならあと5ページ頑張って1000ページにしてしまえばよかったのに。
なあんて。
とにかく重いわ嵩張るわで、持ち帰るのが一苦労でした。
この本の何が面白いって、その「漢字そのもの」にもともとどのような意味があったのかが書いてあるところ。
漢字は表意文字の一種ですが、同じ漢字でも、もともとその漢字ができた頃に使われていた意味と、今日用いられている意味とでは全く違うものもあるようです。
例えば
「春」・・・桑と日が合わさった漢字。桑の若芽の出る日のこと。
「夏」・・・人が舞踊をしている形。仮面舞踊。太陽が火のごとく輝くところ。
「秋」・・・禾穀(稲、粟などの穀物)を収する時。
「冬」・・・氷が凍る。
季節に関するこの四つの漢字は、概ね現在の漢字の意味に沿ったもののようです。
「東」・・・袋に荷物を容れて両端を括った形。
「西」・・・壷。または垂れ下がること。
「南」・・・温暖なこと。あたたかい。
「北」・・・二人が背を向け合う形。
南以外はなんだそりゃ?な意味の漢字だったもよう。
「白」・・・さらす。親指のこと。
「黒」・・・火が燃えてかまどの煙突の口を出る形。煙突にすす汚れがついたので、
すすの色=黒となった。
「赤」・・・大と火が合わさった漢字。火が燃えた色。
白=親指って、意味がわかりません><
などなど。
わかるようなわからないような・・・な、説明が並んでいます。
あいにく「猫」という漢字の説明はありませんでした。残念!
残念と言えば、本の表紙画像がどこにもありませんでした。
調べるとこの本は昭和45年当時で6000円だった模様。た、高いです!ひゃーーーー。
他にも興味深かった「一」から「十」までのそれぞれの漢字の意味。
「一」・・・指を一本突き出した形。
「二」・・・引き伸ばして離れる、別れる。そむく。
「三」・・・古代は1と2までしか数えず、それ以上は数が多いという意味で「三」を用いた。
親指と人差し指と中指。
「四」・・・口と舌と息のこと。またその形。
「五」・・・片手で糸巻きを持っている様子。
「六」・・・「入」のこと。(=6という意味には後からなった)
「七」・・・ひとつのものを切り分ける。「切」の元になった漢字。
「八」・・・両側に分かれてその間に隙間があること。ばらばらに分ける。
「九」・・・「肘」の漢字。肘の曲がる様子。
「十」・・・針
やたらと「分かれる」という意味の漢字が集まっています。
漢和辞典とも一味違う、漢字の成り立ちにさかのぼって考えた本。
ロマンを感じます。
自分の名前に使われている漢字をひとつずつ調べていくのも面白いです。
ねこ崎の名前は概ね良い意味を持つ漢字のようで一安心。
奥が深いです。漢字。
漢字の起源/加藤 常賢 角川書店 (1970)
ハードカバーの分厚い、まさしく辞書のような本。
総頁数995ページ!
どうせならあと5ページ頑張って1000ページにしてしまえばよかったのに。
なあんて。
とにかく重いわ嵩張るわで、持ち帰るのが一苦労でした。
この本の何が面白いって、その「漢字そのもの」にもともとどのような意味があったのかが書いてあるところ。
漢字は表意文字の一種ですが、同じ漢字でも、もともとその漢字ができた頃に使われていた意味と、今日用いられている意味とでは全く違うものもあるようです。
例えば
「春」・・・桑と日が合わさった漢字。桑の若芽の出る日のこと。
「夏」・・・人が舞踊をしている形。仮面舞踊。太陽が火のごとく輝くところ。
「秋」・・・禾穀(稲、粟などの穀物)を収する時。
「冬」・・・氷が凍る。
季節に関するこの四つの漢字は、概ね現在の漢字の意味に沿ったもののようです。
「東」・・・袋に荷物を容れて両端を括った形。
「西」・・・壷。または垂れ下がること。
「南」・・・温暖なこと。あたたかい。
「北」・・・二人が背を向け合う形。
南以外はなんだそりゃ?な意味の漢字だったもよう。
「白」・・・さらす。親指のこと。
「黒」・・・火が燃えてかまどの煙突の口を出る形。煙突にすす汚れがついたので、
すすの色=黒となった。
「赤」・・・大と火が合わさった漢字。火が燃えた色。
白=親指って、意味がわかりません><
などなど。
わかるようなわからないような・・・な、説明が並んでいます。
あいにく「猫」という漢字の説明はありませんでした。残念!
残念と言えば、本の表紙画像がどこにもありませんでした。
調べるとこの本は昭和45年当時で6000円だった模様。た、高いです!ひゃーーーー。
他にも興味深かった「一」から「十」までのそれぞれの漢字の意味。
「一」・・・指を一本突き出した形。
「二」・・・引き伸ばして離れる、別れる。そむく。
「三」・・・古代は1と2までしか数えず、それ以上は数が多いという意味で「三」を用いた。
親指と人差し指と中指。
「四」・・・口と舌と息のこと。またその形。
「五」・・・片手で糸巻きを持っている様子。
「六」・・・「入」のこと。(=6という意味には後からなった)
「七」・・・ひとつのものを切り分ける。「切」の元になった漢字。
「八」・・・両側に分かれてその間に隙間があること。ばらばらに分ける。
「九」・・・「肘」の漢字。肘の曲がる様子。
「十」・・・針
やたらと「分かれる」という意味の漢字が集まっています。
漢和辞典とも一味違う、漢字の成り立ちにさかのぼって考えた本。
ロマンを感じます。
自分の名前に使われている漢字をひとつずつ調べていくのも面白いです。
ねこ崎の名前は概ね良い意味を持つ漢字のようで一安心。
奥が深いです。漢字。
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