●キャットシッターねこごころ スタッフねこ崎の、愛と文字いっぱいのブログ●
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武道は見る専門です。
武道といっても、夫に付き合っての総合格闘技観戦オンリーですが。
それすら最近さぼりがちです!
したがって、剣道のルールもお作法もわかりません。
その昔アニメで『六三四の剣』を見て「突きは危ない技だ」ということ、また、中学の同級生の言葉から「防具は臭い」ということを学んだのみです。
そんな私が高校剣道の本を読みました。
武士道シックスティーン
武士道セブンティーン
武士道エイティーン
/ 誉田 哲也・著(文藝春秋)
内容(「BOOK」データベースより)
「ようするにチャンバラダンスなんだよ、お前の剣道は」剣道エリート、剛の香織。「兵法がどうたらこうたら。時代錯誤もいいとこだっつーの」日舞から転身、柔の早苗。相反するふたりが出会った―。さあ、始めよう。わたしたちの戦いを。わたしたちの時代を。新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、正面打ち一本。
(武士道シックスティーン)
書店でよく平積みにされていて、タイトルと表紙のポップさが気になっていたので読んでみました。
高校の剣道部を舞台に、二人の少女の姿が描かれています。
この年代ならではの瑞々しさ、青さ、硬さ、成長の早さが爽やかでした。
シックスティーン~エイティーンと、高校一年生から(正確には中学三年生から)、高校三年生まで(これまた正確には大学生まで)の期間、一年を一冊でまとめてあります。
先日映画化されたようで?
http://bushido16-movie.com/
映画は見ていませんが、きっと爽やかなんだろうなあと思います。
一冊目のシックスティーンは、主人公その1・香織の頑なさとぐるぐる思考にふむふむと。二冊目のセブンティーンはスポーツとは、武士道とはと揺れる主人公その2・早苗の心の揺れが、また三冊目のエイティーンはそれまでに登場した主要人物たちにスポットを当てた群像劇のようなおまけ要素も楽しく・・・。
そして、シリーズを通して剣道シーンの掛け声がすごくいい!
「面!/めーん!」「胴/どーう!」「小手!」というものではなく、「メンヤッ!」「「カテッイヤアアア!」という気合の入り方。
しかもキャラクターによって微妙に変えてくるという小技もきいています。
この声が出てくるたびに、「音読したい!」という欲求に逆らえなかった私。
読書期間中、我が家では毎夜奇声が響いていました。
音読部分はその台詞だけだったので、さぞや気味悪かったでしょう。
しかし一見おかしく見えるそれも、物語を楽しむのに一役かっていたようで、より一層気合を入れて読むことができました。
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